現在編 第二話:「さんきゅう」


大輔とマリーは賢悟が飛び立った後、壊れた街に残された。
「俺と結婚してくれ!」
そして大輔は始めてあった女性にそう告げた。
出身国は考えていなかったがあまりにも目の前に現れた女性は
大輔の好み過ぎたのである。
「な・・・何を言ってるんだ君は。」
マリーと名乗ったその女性は一気に顔を赤くした。
「俺は求愛してる!どう?」
大輔は本気だ。
「わ・・・私はそう言う冗談は・・・」
「冗談じゃない!アンタ俺の好みだ。多分コレを逃したらもうチャンスはない」
大輔の申し出にますますマリーの顔が赤くなる・
「まだ・・・会ったばかりだから・・・」
あたふたする姿がますます大輔の心を燃やさせる。
「俺の名前は山岡大輔18才!妖しくないよ!まずはお試し。ね?」
「いや・・試すとか・・・」
「勢いで決めよう。案外俺は良いヤツだよ」
マリーはちょっと考えてはっと気付いた様に叫んだ。
「私は何を考え込んでいるんだ。ソレは置いといてまずは付いてきてくれないか?」
大輔は考えずに即答する。
「わかった。ついてくから考えておいてくれる?」
「・・・」
顔を真っ赤にしたマリーは再度オーガニクスに戻る
「いや・・まずはついて来て」
情けない声を大輔にかけマリーは空へ浮ぶ。
大輔もそれにならいマリーについて行くことにした。

Next


inserted by FC2 system