未来編 第三話:「俺を倒せると思っているのか」


「クソ!ナンだよ!」
ショーンは猛り叫ぶ。
新たな黒いMWの翻弄された事が頭に残る。
しかも気がつけばラウエル、スミスと分散させられ
うす暗い通路で道に迷っていた。
「とりあえず先へ進んで合流しましょう」
レベリアがそう言いショーンの先を進む。
その時二人のディスプレィに文字が浮かび上がる。
<UnKnown>
「え?」
ショーンとレベリアは同時に声を出す。
「はじめまして。俺はキャメル。ごきげんいかが」
キャメルが通信をしてきた。
「ソコソコだ」
ショーンが答える。
「アンタのお陰で最悪」
レベリアがあしらう様に言った。
「それは良かった。では素晴らしい時間を上げましょう。」
キャメルは楽しそうに喋る。
その瞬間、暗かった通路に明りがともる。
彼らの後ろから順に明るくなってくる。
「あ!」
ショーンが叫ぶ。彼の前に一体のMWがいる。
黒い体に胸部と一部が赤く塗装されているMW・・・
「中の人はだーれだ?」
そういってキャメルの通信は切れた。
「なんだ?キャメル本人じゃないのか」
ショーンは興味がなさそうに言う。
どちらにせよMWの片腕が恐竜に潰され、弾が少なく、
レベリアは機体は設定上期待できない。この状況で勝てるだろうか?
<UnKnown>
またディスプレイにメッセージが出力される。
「なに?しつこいわ」
レエリアはまた回線を開く。
「た・・・たすけてください!ラズロです!」
映像と共に懐かしい顔が映像で飛びこむ。
「ど・・どういうことだ!」
ショーンが叫ぶ。
「死んだんじゃなかったの?」
レベリアも困惑する。
「死んでませんよ!脱出して自動操縦でライトをつけたんです。
僕もアレで狙われるくらい知ってます!」
ラズロが説明をする。
「お前何処にいるんだよ」
ショーンが問いただす。
「目の前ですよ!黒いMWです!」
ラズロは衝撃的な事を言う。
その黒いMWが二人に発砲をした。
「裏切りって事?」
レベリアが言う。
「ち・・うわぁ・・違いますよ。勝手に動くんですコレ!」
映像のラズロは動きに合わせて振りまわされている。たしかに操作している様には見えない。
「さぁ仲間を倒せるかなぁフフフ。」
キャメルの声が耳に入ってきた。
黒いMWはすべる様にレベリア近づきレーダーユニットを破壊した。
その素早い動きは一流以上の技術を感じさせる。
「わぁぁぁ。ヒィィー」
ラズロは完全に中で振りまわされている。
「本当のロボットかよ・・・こんな物を開発したのか!」
ショーン、レベリアと素早く動きはじめる。
「た・・たすけて〜」
ラズロは叫ぶ。あきらかにキャメルの狙いは人質をとっての戦いだ。
「ラズロ・・・運がネェな」
ショーンは発砲した。

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