現在編 第三話:「うわ〜お」


あの時・・・俺が連れてこなければ・・・
悲しい気持ちにならずに済んだのに・・・

賢悟は急に起き上がり目を覚ました。
目からは涙があふれている。
「?また・・・この夢?」
部屋のカーテンを空けるがまだ外は暗い。
全くに記憶がない。訳がわからない夢だ。
深い後悔と悲しみだけが残っている。
ベットに座りテレビの電源をつける。
テレビには賢悟が見た事がないオーガニクスが映っていた。
「・・・見た事ない形だな・・・」
画面のエンプリオ静かに街を見下ろしていた。
「ーーまた巨人が現れました!彼らは何の為に現れたのでしょうか!−−」
賢悟は大きく息を吐いて言葉を漏らした。
「・・・何の為かはわからないが・・・すべては思うままだ。」

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