未来編 第二話:「・・・好きにすればいい」


俺達は無事落ち合う事に成功した。
「ラズロは残念だったが潜入は成功した。
この事実はLOTMも知っている事だろう。きっと追手が来る。
その前に決着をつける」
ラウエルは酒を飲み全員に指示を下す。
「まずこの昇降機で最下層まで下る。そこで各自散開。
ホストのコンソールを発見次第情報を取得。脱出。」
ラウエルは説明を続けた。
「?隊長さんよログオンとかの方法は?」
ショーンが質問をする。
「ブリーフィングの時に説明したが・・・
諸君の機体に既にマクロが入力済みだ。それを実行すれば良い」
ラウエルのが伝えた。
その時重い回転音が止まり昇降機が開く
「では突入だ。続け。」
ラウエルはそう言い中に入る。
俺もそれに続きながらこの資材搬入昇降機に目をつけるのは
なかなか良く出来た作戦だと考えた。
ラウエル、レベリア、俺、ショーン、スミスと乗りこみ
扉がしまる。電気の回転音が発生し体に重力がかかる。
「まるで地獄にまっさかさまってかんじか?」
ショーンがおどけていう。
「地獄・・・LOTMというのはなんだ?」
スミスが疑問を口にする。
「この家業をやっていて何度もその名前を耳にする。
ある時は依頼主、ある時は標的、話題には事を書かない。
ただの月の国と言うだけでは説明がつかない」
スミスがつぶやきレベリアが答える。
「確かに妖しさは盛りだくさんだわ。
・・・私達がこの昇降機を使うのは考えられるのに警備もしていない。」
「・・・警備以上の何かがあるんじゃないのかこの昇降機には・・・」
スミスが呟く
「・・・」
沈黙が続く
「まぁ良いじゃネェの。何かあったら対応するだけ。だろ?」
ショーンが簡単に答える。
俺はずっと黙ったままのラウエルが気になっていた。

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