現在編 第四話:「デートしてくれる?」


大輔とエンプリオの頭上にヘリが落ちてくる。
自分目指してヘリが落ちてくる経験はしたことがない。
「え〜〜〜〜〜うそ〜ん!」
大輔はもうエンプリオの事なんか考えられなくなった。
エンプリオの動きも止まる。どうすれば良いかさっぱりわからない。
「ヤ・・・ヤバ」
大輔は呟き逃げようとした。その時ふと思った事があった。
「ミサイルとか・・・言ってた。」
それに人が乗ってるかもしれない。もしココで爆発したら・・・
大輔は幅広の武器を大地に武器を突き刺し轟音を響かせ
自分の頬を両手では叩き上を見る。
「オイ!お前何する気だ!」
エンプリオが叫ぶ!
「うるへぇ!黙ってみてろ!」
大輔は叫び両腕を天へ
「まさか・・・支えるのか?」
ヘリは降下してくる。
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
大輔の体が光る。
「なに?」
エンプリオはその眩しさに目をくらまし防御態勢をとる。
ヘリが大輔の手に触る。
煙が立ちこめ風が舞い視界が奪われる。
エンプリオは何が起きてるか確認できない。
「アイツはなにをやったんだ!クソ!」
凄まじい衝撃に防御態勢とる。

マリーとマイクは上空でヘリの攻撃を避けていた。
空を線状の光が幾度も通る。
「マリー、ヘリは何時になったら戻ってくれるかな?」
さすがに同時射撃を何度も繰り返すとマイクも疲れた。
「・・・弾がなくなるまでだろう。それよりも私は先ほど落ちたヘリの方が心配だ。」
マリーはマイクの疑問に答える。
「確かに。だが我々は墜落し誘爆するミサイルよりも、
こいつらが撃って来るミサイルの流れ弾の被害を避ける判断をした。」
「わかっている。一人では捌ききれない可能性がある。仕方がない。」
マリーは自分に納得させる様に答える。その落下予測地点が激しく光る。
「なんだ?」
「なに?」
マリー、マイクが同時に叫ぶ。
一機のヘリが墜落した所でコレほどの衝撃はないはずだ。
それに爆発したような音が聞こえない。
「なんだ?何が起きているんだ?」
下から照らされたマイクは呟いた。を取る。光が溢れていた。

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